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第10回関宿スケッチコンクールによせて

関宿スケッチコンクールは、今年10回目を迎えました。「10年ひと昔」と言われます。10年前はちょうど、旧関町と旧亀山市が合併して新しい亀山市が生まれた年でした。そして平成26年は、関宿が伝統的建造物郡保存地区に選定されて30周年の記念の年でもあります。  そんな、街の歴史の流れとともに「関宿スケッチコンクール」は歩んできました。感慨ひとしおです。  「関宿スケッチコンクール」は、毎年10月の第1日曜日に開催してきましたが、今年度は、台風18号の接近により、止むなく中止いたしました。  そして、平成27年3月28日に改めて「第10回関宿スケッチコンクール」を開催いたしました。春に開催するコンクールは、また秋とは違った趣がありました。地蔵院の桜もほころび始め、暖かな春の一日、参加者たちは、思い思いの場所でスケッチを楽しまれました。  第10回記念の特別ゲストに、国内だけでなく海外でも高い評価を得ている画家の山口晃さんをお迎えし、審査にも加わっていただきました。  今回は、特別に第10回記念の「山口晃賞」も設けました。  そのあとの山口晃さんによるトークショーは、抱腹絶倒。ホワイトボードに絵を描きながらのトークショーです。関宿のたたずまいや風景をユーモアいっぱいに、それでいて鋭い視点から語られました。審査で選ばれた3点の作品の講評もしていただき、山口ワールド全開のトークに参加者たちもグイグイ引き込まれました。  東海道の往時のおもかげを残す関宿を描くことを通して、まちなみ保存の意識高揚、地域の美術文化の振興を願って開催してきた「関宿スケッチコンクール」。  この10年間、多くの方々に参加いただき毎回、盛大に開催できましたこと、心より感謝申し上げます。  「描かれた関宿」には住民も気づかなかった「魅力ある関宿」が表出されています。参加者から寄贈頂きました作品はまさに関宿の「タカラモノ」です。今後は作品を活かしたまちづくりにも、取り組んでいきたいと思っています。  第6回〜第10回の審査を務めていただきました、坂本泰漣、加藤茂外次、清水孝哉の先生方に御礼申し上げます。  坂本、加藤両先生には関宿をテーマにした作品もご寄贈いただきました。重ねて御礼申し上げます。  「歴史・文化を生かしたまちづくり」を目標に協働してきた亀山市をはじめ、ご協力いただきました多くの関係者の皆様、ほんとうにありがとうございました。

第10回関宿スケッチコンクール実行委員長
森 敏子


【審査員講評】

加藤 茂外次 氏(国画会会員・皇學館大学教授)
第10回のスケッチコンクールは、昨年の台風のおかげ でちょうど桜の咲きはじめた、晴れわたった春の好日と なりました。5年間の審査を終え、すっかり馴染みにな った関宿のスケッチの例年の秋の風景から、春爛漫の日 になったのは新鮮でした。  「観光協会長賞」の黒江さんは、前面に桜の花を配し、 明るい色彩で春らしい暖かい日を表現しています。  毎年出品している皆さんも力作で、今後もまた新鮮な 目で関宿の風景を見ていただければ幸いです。

坂本 泰漣 氏(洋画家)
「審査員特別賞」の生川朋義さんの作品 「福蔵寺参道より」は、ダイナミックな黒 のストロークと、グレー系とオーカー系の 柔らかな色彩が、独特なリズムをつくり、 観る人の心を優しく包み込みます

清水 孝哉 氏(NPO東海道関宿まちなみ保存会理事長)
関宿スケッチコンクールも第10回を迎え、芸術文化の歴史を創り上げていただきましたことに敬意と感謝を申し上げます。  今回も各々の作品を観せて頂き優劣つけがたい優秀作品であり、町並みの趣が表現され感銘した次第です。町並みを見学されます皆様にこの作品を観て頂き、尚一層の重伝建地区に関心を持って頂けるものと思います。参画されました皆様はじめ実行委員会の皆様に衷心より厚く御礼を申し上げます。

特別審査員  山口 晃 氏(画家)
主催の方のご意向で、他の先生方が選ばれたものと違う3作品をお選びしました。  その他の方の作品も各自のすすめ方に取り組んでいらして、日頃からの研鑽を伺わせるものばかりでしたが、「すすめ方」に少しとらわれている様にも見うけられました。「すすめ方」であるところの技法は、内側からの衝動によって使われていないと、単なる「上っ面」になってしまいます。お選びした3点は、そんな内側からの力で表面が少しふっくらした感じが致しました。


 
     
 

【入賞・入選者一覧】

◆出品総数:89点 ●一般の部  49点 ●子どもの部  40点
   
  <一般の部>
  関宿スケッチ大賞

加藤 栄

(津市)

「地蔵院への道」
  第10回記念 山口晃賞

田中 昌二

(鈴鹿市)

「大鳥居」
  関宿まちなみ賞

森  博幸

(鈴鹿市)

「関宿」
     〃

加藤 謙司

(四日市市)

「 関の灯り」
  亀山市
観光協会長賞

黒江 めぐみ

(津市)

「春・地蔵院」
  審査員特別賞

生川 朋義

(津市)

「福蔵寺参道より」
     〃

豊田 陽男

(津市)

「関小万茶屋」
     〃

川西 みどり

(津市)

「春の寺」
       
 
秀作(5点)
  板野 和郎(名張市) 「佐野新聞販売所」   井上 修(奈良県香芝市) 「 觀音院」
  奥村 邦彦(津市) 「関宿の街並み」   燒リ 勉(四日市市) 「関宿」
  小垣内 学 (四日市市) 「関宿」      
       
 
入選(9点)
  今岡 幸男(静岡県富士市) 「関宿早春・あいづや」   宇治野 駿一 (静岡県富士市) 「地蔵院より宿を望む」
  森川 勝子(鈴鹿市) 「いっぷく」   藤田 輝二(京都市伏見区) 「新所の町並み」
  鎌田 優(鈴鹿市) 「 関の町並み」   井之川 勝(名張市) 「 福蔵寺門前」
  藤田 昌久(津市) 「 山石」   石川 勉(名張市) 「 旅人宿前にて」
  川浦 秀夫(亀山市) 「関宿 かじや」      
 
 
 
     
 
 
  <子どもの部>    
       
  金 賞 寺田 優芽(桑名市・中学校2年) 「 お茶屋さん」
  銀 賞 田普@有彩(亀山市・小学校4年) 「 鐘楼」
   〃 若林 千乃(亀山市・小学校2年) 「 はるのしか」
  銅 賞 小石川 剣八(亀山市・小学校2年) 「 福蔵寺」
   〃 寺田 快生(桑名市・小学校6年) 「 かねき 伊勢茶」
   〃 美馬 悠希(津市・小学校2年) 「 おそばやさん」
  入選(10作品) 八島 千景(東京都三鷹市 ・小学校6年) 「 せきのぢざうさん(せきのじぞうさん)」
    若林 拓武(亀山市・小学校6年) 「 玉屋」
    雲林院 一樹(愛知県みよし市 ・中学校3年) 「 歴史の道」
    若林 宗介(亀山市・幼稚園年中) 「 はるがきた」
    番場 咲夢(亀山市・小学校6年) 「 桜」
    伊藤 紬(亀山市・小学校5年) 「 関のお茶屋さん」
    番場 咲月(亀山市・小学校2年) 「 花の家」
    伊藤 千織(亀山市・小学校1年) 「 関のお山」
    北川 晴基(亀山市・中学校1年) 「 福蔵寺」
    隠地 真音(名張市・小学校5年) 「 関宿のお宿」
※学年は新学年