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第8回関宿スケッチコンクールによせて

今年のスケッチコンクールの開催前日の夜、TVに映し出された天気予報のマークは嬉しくなるような晴れマーク。
過去の例に倣えば、「偶数回は雨」とのジンクスがあり、心密かに心配しておりました。
天気予報のアナウンサーの「明日は雲一つない好天でしょう」との言葉どおり10月7日、当日は素晴らしいお天気に恵まれました。
8回目を迎えた関宿スケッチコンクール。
今年から、受付場所は中町の旧落合家を改修した「関宿素描館」です。
往時のおもかげを残した町家の座敷。あえて押入れの襖をはずし、土壁の味わいを残した部屋になっています。
二階はギャラリーとして使用し、第1回から第7回の入賞作品を展示して参加者に鑑賞していただきました。
関宿スケッチコンクールにとって、こんな素晴らしい拠点ができたことはほんとうに嬉しい出来事でした。
今年の特徴は、遠方からの参加者が増えたことです。京都から日曜画家協会の30名のみなさまが観光バス1台をチャーターしてお越しいただきました。東京や愛知、関西地方の参加者も多かったです。このコンクールが、広く知られてきた証だと思います。
反面、参加者の数は多いのに作品を提出されていかない方も増えています。
これからの課題だと感じました。
毎年見られる光景ですが、まちなみにイーゼルを立てて、熱心に筆を走らせる人や親子で語り合いながらクレヨンを握って描く子どもたち。
描いている人々を取り囲んで、覗き込みながら楽しげに話している観光客や町の人たち。
その光景は関宿の素朴なまちなみと、のんびりと流れる時間に溶け込んで感動的でした。
今年も審査員の先生方は長考の末、各賞を選出されました。
ぜひ素晴らしい作品を、この後開催されます作品展でご覧いただきたいと思います。
8回目を終え、この先もっともっと、素晴らしいコンクールになるよう実行委員一同努力していきます。
ご支援ご協力をいただきました各関係機関、関係者のみなさまに心よりの感謝を申し上げます。

第8回関宿スケッチコンクール実行委員会
代表 森 敏子


【審査員講評】

加藤 茂外次 氏(国画会会員・皇學館大学教授)
今日は晴天に恵まれ絶好のスケッチ日和になり、全体的に光あふれる作品が多く見られました。
大賞の岩田さんの作品はその光を巧みにとらえ、青い影を主役に街道の奥行きをしっかりと表現しています。
観光協会長賞の板野さんは大胆な構図で古刹の雰囲気を迫力のある筆致で描いています。
審査員特別賞の三谷さんは勢いのある線描がとても好感が持てます。
子供の部では、今西さんの作品が、明るい色彩が躍っているような絵で、描くことの楽しさをよくあらわしています。
秋の青空の下、大人も子供も気持ちよくスケッチができ、明るい力作が揃いました。

坂本 泰漣 氏(洋画家)
まちなみ賞の豊田陽男さんは、手前から奥へと伸びていく空間の広がりが、巧みな技術でしっかりと密度をもって描かれており、静かで豊かな味わいのある作品になっています。
審査員特別賞の河邑清さんは、対象を再現的に描くのではなく、ダイナミックなストロークと単純化されたフォルムで描き、独特な魅力を作り出しています。
秀作の田中誠三さんは、茶系の色彩を丁寧に扱って、地味ではあるがしっかりとその存在を描き、優しい雰囲気を与えます。

服部 泰彦 氏(NPO東海道関宿)
ずらりと並んだ作品群に、今年の素晴しい秋晴れの関宿のそこかしこが見事に表現されていました。
なじみの人達の作品も多い中で、毎年何人かの新しい人の作品にも出会うことが出来、このコンクールの着実な広がりを感じます。
また、同じ風景を描きながら、全く違った印象の作品群を見ると、私達人間の持つ感性の素晴らしさ、個性の豊かさに感動しています。
今年も心があたたまる一日を有難うございました。


 
     
 
     
 

【入賞・入選者一覧】

◆出品総数:180点 ●一般の部  101点 ●子どもの部  47点
   
  <一般の部>
  関宿スケッチ大賞

岩田 隆

(鈴鹿市)

「快晴街道」
  関宿まちなみ賞

麻生 登志子

(鈴鹿市)

「ちょうかんていのいど」
     〃

豊田 陽男

(津市)

「新所の町並」
  亀山市
観光協会長賞

板野 和郎

(名張市)

「地蔵堂」
  審査員特別賞

河邑 清

(多気郡明和町)

「三重ブランド伊勢茶のお店」
     〃

石川 勉

(名張市)

「玉屋前にて」
     〃

三谷 ひさ

(桑名市)

「関まちなみ資料館」
       
 
秀作(8点)
  鎌田 優 (鈴鹿市) 「関の町並み」   田中 誠三(京都府宇治市) 「哀愁の街道」
  中川 真美
(員弁郡東員町)
「薬局という名のカフェの朝」   黒江 めぐみ(津市) 「関のお地蔵さま」
  杉本 圭介 (亀山市) 「ナガオ薬局さん」   城内 松義
(大阪府河内長野市)
「旅籠玉屋」
  中川 淳子 (四日市市) 「山石さん」   市川 雄康(鈴鹿市) 「秋の関宿」
  燒リ 勉 (四日市市) 「地蔵院」   鈴木 昭宏(松阪市) 「宿場町の老舗」
       
 
入選(15点)
  田中 昌二(鈴鹿市) 「歴史の道」   仲 正樹 (四日市市) 「昼の月」
  清水 茂美(鈴鹿市) 「午後からの関宿」   岡本 弓美子
(京都府長岡京市)
「地蔵院」
  宇都宮 健 (津市) 「地蔵院前」   門 直樹(大阪府高槻市) 「蔵のある風景」
  森瀬 美穂(津市) 「もうすぐ東の追分につく」   重夫(鈴鹿市) 「白壁のある関宿」
  竹尾 清一(員弁郡東員町) 「街道」   伊野 薫(鈴鹿市) 「地蔵院門前」
  武藤 誠(名張市) 「会津屋」   井之川 勝(名張市) 「地蔵院を望む風景」
  山中 浩市(亀山市) 「関宿スケッチにて」   土屋 栄美子(桑名市) 「関まちなみ」
  服部 よし子(四日市市) 「にぎわう街道」      
 
 
 
     
 
     
 
 
  <子どもの部>    
       
  金 賞 今西 美穂(亀山市・幼稚園) 「あき」
  銀 賞 杉谷 朋花(津 市・小学校4年) 「かねとカラフルな石がき」
   〃 番場 咲夢(亀山市・小学校3年) 「きれいなお寺」
  銅 賞 川邊 葵(亀山市・小学校5年) 「ナガオ薬局さん」
   〃 原口 怜(亀山市・小学校3年) 「関の地蔵 鎮守」
   〃 鏡原 帆波(亀山市・小学校5年) 「玉屋」
  入選(10作品) 晒名 いろは(津 市・小学校4年) 「関の鐘」
   〃 黒江 ののか(津 市・小学校6年) 「お参りはすみましたか?」
   〃 生川 かなみ(津 市・小学校3年) 「しかときれいなやね」
   〃 曽根 遥果(鈴鹿市・幼稚園) 「地蔵院の秋」
   〃 伊藤 千織(亀山市・保育園) 「長尾薬局のうさぎ」
   〃 勝谷 響(津 市・小学校1年) 「せきのおてら」
   〃 寺田 優芽(桑名市・小学校5年) 「天神様」
   〃 寺田 快生(桑名市・小学校3年) 「秋の色」
   〃 弓削 瑛嗣(鈴鹿市・小学校4年) 「お寺」
   〃 小野 あやな(亀山市・小学校3年) 「関の家」