素晴らしく晴れ渡った秋空のもと、今年も「関宿スケッチコンクール」を開催しました。 5回目の記念すべきコンクールです。 受付時刻の1時間前から、参加者のみなさんが並んで待っていただいている様子に胸が熱くなりました。 今回も県外からの参加者もみえて、実行委員一同、大感激でした。 まちなみの通りにイーゼルを立て、熱心に筆を走らせている人たち。 親子で語り合いながら、楽しそうにクレヨンを握って描く子どもたち。 参加者を取り囲んで、覗き込んでいる街の人々。 「上手いな!」「素晴らしい!」と声をかけながら歩く観光客の一群。 この光景は毎年のものなのですが、いつも感動します。 今年も関宿の魅力が溢れた、個性的な作品が数多く寄せられました。 例年通り、審査員のみなさんは長い時間をかけてそれぞれの賞を選びました。 昨年に引き続き、このコンクールは亀山市市民参画協働事業として行政とのコラボレーションで催しています。 歴史・文化を生かし、地域の魅力を引き出していくまちづくりのために、これからも公と協働できる仕組みを探りながら、取り組んでいきたいと考えています。 ご協賛をいただきました多くのみなさま、ご協力をいただきました関係者のみなさまに、心よりお礼と感謝を申しあげます。 第5回関宿スケッチコンクール実行委員会 |
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小原 喜夫 氏(版画家・四郷版画館館長・国画会会員) 関宿スケッチ大賞の橋本美代子さんは、地蔵院の鐘楼を左半分に、右後方に本堂、右手前に外塀というどっしりとした構図。それぞれの屋根の丸瓦や平瓦の表現に、鋭利なもので引っかき凹線をつくり、その上から黒クレヨンを塗り白く線を浮き上がらせた技法がおもしろくて効果的である。軒下の赤やつり鐘のきみどり、そして黄色が右画面の黒い色調との対比の中でユニークなアクセントになっている。 まちなみ賞の南荘八さんは、関支所の3階から南向きにみた鳥瞰図。青い空、連なる山々、手前の町並みの屋根瓦群と画面を三等分し、横に広がりのあるスケールを感じさせる画だ。コンテの野太い線が画面全体に奔放に走り、みどりや紫の山々が存在感をもってたたずんでいる。 まちなみ賞の福井勝さんの画は、サインペンの黒でさらさらとしたため、上から淡い水彩で色づけた現代の南画か。心地よい軽さがみるものをほっとさせてくれる。
田島 健次 氏(洋画家・一水会常任委員) 服部 泰彦 氏(NPO東海道関宿) |
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【入賞・入選者一覧】 ◆出品総数:137点 ●一般の部 93点 ●子どもの部 44点
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