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ごあいさつ
町並み‥やすらぎ‥秋の風‥
関宿スケッチコンクールによせて
東海道の宿場町のおもかげを色濃く残す関宿は、絵心をかき立てられる美しい町並みが続いています。秋晴れの10月2日、関宿ではイーゼルを立てて町並みをスケッチする人々で賑わいました。
第11回みえ県民文化祭の公募事業として開催しました「関宿スケッチコンクール」には、205名の方々にご参加いただき、211点もの素晴らしい作品をお寄せいただきました。ご参加のみなさま、ほんとうにありがとうございました。
遠くは静岡、愛知、滋賀から、そして県内各地から、地元の亀山市からも大勢の参加者が、関宿の町並みの、お気に入りの場所で絵筆を走らせました。
なかには、木版画に取り組む人もいて、観光客も町の人たちもびっくり・・・たちまち人だかりができていました。
今回のコンクールの開催を通じて、文化財を愛する気持ちが育まれ、スケッチ(素描)という芸術で町に新しい文化の風を吹き込むことができたのではないでしょうか。町の人たちと参加者との温かい交流の場が持たれたことも素晴らしい出来事でした。
これからも、長い間大切に守られてきた、美しい町並みを、多くの人たちに描いていただきたいと願わずにはいられません。
「関宿スケッチコンクール」を全国に向けて発信し続け「スケッチの町・関宿」を定着させていきたいと思っています。
ご参加、ご協力いただきました皆さまに心より感謝申し上げます。

関宿スケッチコンクール実行委員会
代表  森 敏子


【審査員講評】

岡田 集平 氏(書家・元関町教育長)
町並みスケッチコンクール、大変ごくろうさまでした。大勢の参加者で最初としては成功であったと思います。
全般的に東の追分や西の追分、新所のスケッチが少ないように思われました。それと町家の中、たとえば玉屋の中のようすなどもスケッチの対象に含めれば、また、かわった絵ができるのではと思いました。
世話方のご苦労も多いのではと思いますが、継続してスケッチ大会を催すのもいいと感じました。

小原 喜夫 氏(版画家・四郷版画館館長)
大賞はしっかりとしたデッサン力に裏打ちされた、いかにも美しい“みづゑ”といった感がありました。町並み賞の一点は、一軒をアップでとらえて動きのあるタッチで迫力ある画面をつくり、個性的でした。もう一点は粗い彫りの白黒木版で素朴な良さが出ていました。
子どもさんの画は、太い自由な線で、そのワクから大きく色がはみ出した、クレヨンの画が印象に残っています。
欲を言えば、全体的に構成、構図が通俗的なものが多いので、もっと独自の視点、見方の画があってもいいな、と思いました。

田島 健次 氏(洋画家・一水会常任委員)
関宿の印象を絵画的(アートとして)に、いかに表現されているかが選考のポイント。入賞の作品は各々独自の視点で町の魅力をとらえていて、順位をつけるのにうれしい苦労もあった。
今回は、モチーフの大半が表通りに片寄っていた気もしているが、関宿には、裏通りの路地や古刹の周辺にもたくさんの見どころがあるので、これからの新しい発見を楽しみにしたい。

服部 泰彦 氏(関宿町並み保存会会長)
町並みのもつやすらぎ、ぬくもり そこをこそスケッチしてほしいとねがっていました。数多くの作品からそれを感じることができ、大変感銘を受けています。
あの日、昭和の叙情画の大家、向井潤吉さんが、関宿に現れたのでしょうか。


【入賞・入選者一覧】

◆参加者数: 205 名 ◆出品数:  211 点 ●一般の部   145 点 ●子どもの部   66 点
   
  <一般の部>
  関宿スケッチ大賞 豊田 陽男 (安濃町) 「関宿−木崎の町並み」
  関宿まちなみ賞 小垣内 学 (四日市市) 「會津屋」
     〃 藤田 昌久 (津 市) 「関の街」
  亀山市観光協会長賞 鎌田 優  (鈴鹿市) 「関宿」
  審査員特別賞 田村 公男 (津 市) 「阿野安商店」
     〃 水原 恒士 (亀山市) 「関宿」
       
 
秀作(10点)
  亀井 カノン(津 市) 「店頭」   真弓 俊郎 (津 市) 「関にて」
  信国 庸夫 (河芸町) 「関宿にて」   西川 元夫 (奈良市) 「関宿」
  上村 寿代 (津 市) 「森川菓子店」   服部 肇  (鈴鹿市) 「関宿の道」
  渡瀬 渉二 (亀山市) 「関宿街道(会津屋前)」   橋本 正幸 (四日市市) 「秋風日」
  権蛇 高司 (伊賀市) 「家なみ」   橋本 美代子(四日市市) 「赤・青のれん」
       
 
入選(20点)
  牛場 智栄子(久居市) 「関宿あいづや前」   伊藤 和典 (鈴鹿市) 「関宿点描」
  森中 喬章 (伊賀市) 「紺のれん」   小林 敏子 (鈴鹿市) 「関宿」
  前田 実穂 (亀山市) 「関宿」   後藤 邦夫 (鈴鹿市) 「地蔵院への道」
  杉浦 芙貴子(鈴鹿市) 「関の戸」   今地 揚子 (津 市) 「関宿かじや前」
  加藤 栄  (津 市) 「地蔵院愛染堂」   石坂 知子 (四日市市) 「関宿を守る山々」
  前田 茂世 (亀山市) 「関宿」   大久保 泰昌(鈴鹿市) 「たぬき」
  星野 章子 (鈴鹿市) 「関宿桶重前」   中川 淳子 (四日市市) 「関宿のたぬき」
  堀越 栄子 (鈴鹿市) 「ゆれる」   早川 順子 (四日市市) 「福蔵寺」
  津田 一美 (甲賀市) 「虫籠窓」   森本 ひとみ(松阪市) 「山石」
  荒木 政勝 (津 市) 「秋の関宿」   伊藤 譲一 (鈴鹿市) 「古い街」
       
  <子どもの部>    
       
  金 賞 遠藤 瑞季 (菰野町) 「あき・じぞう」
  銀 賞 小林 詩歩 (鈴鹿市) 「じぞういん」
   〃 小林 遊人 (津 市) 「じぞういんにカマキリがいたよ」
  銅 賞 丸橋 史佳 (亀山市) 「まちなみ」
   〃 山内 優佳 (亀山市) 「関のじぞうさん」
   〃 北崎 沙弥 (亀山市) 「かねを見て」
  入選(10作品) 三谷 彩乃 (亀山市) 「じぞういん」
   〃 木村 光佑 (四日市市) 「おてら」
   〃 清水 陽斗 (菰野町) 「じぞうさま」
   〃 服部 立來 (津 市) 「玉屋の風景」
   〃 片岡 拓也 (亀山市) 「関の茶屋」
   〃 清水 美希 (菰野町) 「たぬきさん」
   〃 小林 茉穂 (鈴鹿市) 「じぞういん」
   〃 小林 雅人 (亀山市) 「おだんごやさん」
   〃 齋木 百百香(菰野町) 「おうち」
   〃 服部 考哉 (津 市) 「関の山」