【審査員講評】
岡田 集平 氏(書家・元関町教育長)
町並みスケッチコンクール、大変ごくろうさまでした。大勢の参加者で最初としては成功であったと思います。
全般的に東の追分や西の追分、新所のスケッチが少ないように思われました。それと町家の中、たとえば玉屋の中のようすなどもスケッチの対象に含めれば、また、かわった絵ができるのではと思いました。
世話方のご苦労も多いのではと思いますが、継続してスケッチ大会を催すのもいいと感じました。
小原 喜夫 氏(版画家・四郷版画館館長)
大賞はしっかりとしたデッサン力に裏打ちされた、いかにも美しい“みづゑ”といった感がありました。町並み賞の一点は、一軒をアップでとらえて動きのあるタッチで迫力ある画面をつくり、個性的でした。もう一点は粗い彫りの白黒木版で素朴な良さが出ていました。
子どもさんの画は、太い自由な線で、そのワクから大きく色がはみ出した、クレヨンの画が印象に残っています。
欲を言えば、全体的に構成、構図が通俗的なものが多いので、もっと独自の視点、見方の画があってもいいな、と思いました。
田島 健次 氏(洋画家・一水会常任委員)
関宿の印象を絵画的(アートとして)に、いかに表現されているかが選考のポイント。入賞の作品は各々独自の視点で町の魅力をとらえていて、順位をつけるのにうれしい苦労もあった。 今回は、モチーフの大半が表通りに片寄っていた気もしているが、関宿には、裏通りの路地や古刹の周辺にもたくさんの見どころがあるので、これからの新しい発見を楽しみにしたい。
服部 泰彦 氏(関宿町並み保存会会長)
町並みのもつやすらぎ、ぬくもり そこをこそスケッチしてほしいとねがっていました。数多くの作品からそれを感じることができ、大変感銘を受けています。 あの日、昭和の叙情画の大家、向井潤吉さんが、関宿に現れたのでしょうか。
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